◆検索エンジンの歴史
Googleが1997年に前身となる「BackRub」から名称を変更したのはもう四半世紀前の話になりました。Googleは、「PageRank」という新しい概念を用いたアルゴリズムにより、「ロボット型」の検索エンジンを誕生させました。
その頃はまだ「ディレクトリ型」と呼ばれる、人間がサイトを閲覧して、情報を登録する検索エンジンが主流でしたが、そこをロボットに任せることにより、圧倒的な効率化がなされ、一気に「ロボット型」の検索エンジンが主流になりました。Yahoo!JapanがGoogleの検索エンジンを採用したのは2010年、当時は大きくニュースで取り上げられていました。
◆検索エンジンアップデートの歴史
・ディレクトリ型検索エンジンのSEO
1990年代後半の検索エンジンは、国内ではYahoo!Japanが主流でした。その当時の検索順位は「タイトルの五十音順」でした。タイトルに数値をつけたり、記号をつけたりしている検索結果が、印象的だったと思います。
・ロボット型検索エンジンのSEO
2000年に入るとGoogleが日本語対応し、サービスを開始しました。開始当時のGoogleは、「被リンク」を重視していました。「良いサイトは、被リンクが多い」という考え方によるものでした。結果として、被リンクを多く集めただけの、意味のないサイトが上位を占めたため、ユーザーが求めた結果が表示されないサイトになりました。
・パンダアップデート
Googleの検索エンジンに行われたアルゴリズムアップデートです。2011年に英語圏、2012年7月にもようやく日本にも導入されました。内容は「低品質なコンテンツが検索上位に表示されにくくするための」アップデートです。これにより上記のような、被リンクのみを追求したサイトが検索上位から一掃され、品質の高いサイトが検索上位に表示されるようになりました。日本でiPhoneが流行し、私もiPhoneを購入しましたが、その当時の検索結果がひどかったという記憶がそんなにないのは、多分「検索結果からほしい情報を探す」ことは当たり前だったからだと思います。
・ペンギンアップデート
自作自演による相互リンクや、過度な被リンク、意味のないキーワードの羅列があるページをスパムとし、上位表示させない措置が取られました。ページのフッターに、謎の単語がズラッと並んでいるページがあったのは、とても印象的でしたが、そのようなサイトも、この頃から見なくなりました。
Googleはこの後もモバイルフレンドリーアップデートなど、アップデートを繰り返し、ユーザーフレンドリーな検索サイトになってきています。
◆ShopifyのSEO対策
これまでSEO対策の歴史を簡単に振り返りました。現在のSEO対策といえば、
1.タイトル、ディスクリプションの設定
2.ターゲットキーワードをコンテンツに含める
3.内部リンク構造を見直す
4.ページスピードの改善
5.スマホ対応
などが挙げられます。Shopifyで行えるSEO対策は、
1.タイトル、メタディスクリプションの編集
2.ページのURLの編集
3.画像のaltタグに「代替テキスト」を入れる
4.sitemap.xmlファイルを検索エンジン向けに設置
5.robots,txtファイルの生成
6.canonicalタグの設置
7.ブログの執筆
が挙げられます。これはShopifyの初期状態で付いている機能なので、アプリを含めるともう少しリッチなSEO対策が可能になります。
◆まとめ
せっかく作った良いECサイトでも検索順位が低かったり、あまり検索されないキーワードで上位になっていては意味がありません。
アライバルクオリティーではそのあたりもしっかりと考慮したShopifyサイトを構築しております。新規・リニューアル問わず、Shopify構築に関しましてはお気軽にご相談くださいますようお願いいたします。
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